クラウドサービスの導入による3つの期待
クラウドサービスを事業に取り込むことによって、一体どのような効果を期待することができるのか、そのメリットについて紹介していきましょう。まず大きなメリットとして3つのことが上げられます。それはバーチャル化、スタンダード化、オートメーション化です。これら一つ一つのメリットを実現することができるサービスは他にもありますし、これまでもありました。仮想環境や、バーチャルデスクトップによるバーチャル化は、古くからのIT技術が目指してきたところですし、標準化作業についても、常に課題としてあがっており、そのためのシステムも構築されてきています。
またオートメーション化というのは、そもそもITの根本的に目指す成果であり、そのためにソフト・ハードを問わず日々進展を続けている技術と言えるでしょう。クラウドは、それらをすべて「統合」したところにその真価があると言るのです。
東日本大震災では、先程紹介したサーバセンターのように従来行われてきた停電対策程度では、まったくカバーしきれない状態。電源ではなく、建物そのものが倒壊してしまう事態が発生することを認識させらえれました。そのためデータを分散してインターネット上に置くことができるクラウドサービスが注目されてきています。またサービスを提供する企業も増えて、競争も始まっており、そのため数年前と比較すると利用しやすい価格になってきているようです。
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